アフターピルは財布にも体にも負担に

アフターピルは避妊に失敗した時などに服用することで避妊効果があるピルです。
アフターピルは中用量ピルとも呼ばれ、一般的に避妊薬として使われている低用量ピルよりも多くの女性ホルモンが配合されています。
そのため、体内の女性ホルモンの分泌量が大きく変化してしまうため服用した時の副作用も出やすく、吐き気や嘔吐、頭痛といった症状が出ることが多いと言われています。
嘔吐してしまった場合にはアフターピルの成分が体内に吸収されていないこともあるため、再びアフターピルの処方をしてもらって服用しなければなりません。
アフターピルを処方してもらうには、産婦人科などで診察を受けてから処方箋をもらい、それから処方してもらうという方法になります。
健康保険は利用できないため全額自費負担となり、病院により価格は違いますが1万円~1万5千円程度の費用が掛かります。そのため、性交渉の際に避妊具を付けずに行い、その後に服用して妊娠を防ぐ、というような気軽に使えるものではありません。
特に女性の身体には大きな負担がかかってしまうため、服用した半数以上の人が吐き気を感じ、2割以上の人が嘔吐してしまったというデータもあります。
アフターピルの成分は服用から48時間程度で体外へ排出されると言われているため、副作用を感じるのもそれと同じくらいの時間になります。
しかしあまりにも症状が酷くなったり、呼吸が苦しい、手足がしびれるなどの重篤な副作用を感じた場合は、すぐに医師の診察を受けるようにしましょう。
「アフターピルがあれば、避妊具がなくても性交渉ができる」というものではありません。
あくまで避妊に失敗した時のみに服用をするようにしましょう。

アフターピルの体験談をチェックしよう

アフターピル体験談でよく見られる意見としては、避妊をするために服用した時の腹痛や吐き気、頭痛などに関するものが多いのですが、実際には避妊率が90%以上と非常に高いので、妊娠を防止する効果が他のピルよりも高く、犯罪などに巻き込まれた場合には緊急的にこの薬が処方されて服用することになります。
日本では長い間中用量ピルを2回服用する方法で避妊を行っていましたが、この方法は吐き気や頭痛が非常に強く出るので、体験談に書かれているような感想になる可能性があります。
アフターピルの使用法は膣内に射精されてから24時間以内に服用するのが原則となっていますが、72時間以内に服用しても80%の避妊率を維持することができるので、ある程度時間が経過しても医師と相談をしてアフターピルを服用することは妊娠を避けるためには有効です。
この薬は婦人科などの医療機関で処方してもらえますが、緊急性がない場合には、低用量ピルなどを服用することで避妊を防ぐ治療を行うことになります。
アフターピルの副作用と血栓症のリスクについては、低用量ピルや超低用量ピルと比較するとかなり高い確率で起きるとされていますが、女性の子宮の状態を一時的に妊娠状態にすることで血栓症のリスクが高まるので、通常の妊婦の血栓症のリスクとあまり違いがありません。
アフターピルは中用量ピルを用いた緊急避妊に比べると副作用が少ないので、服用しやすい薬とされていますが、女性ホルモンの中の黄体ホルモンだけを急激に増加させるので、頭痛や吐き気が起きる可能性もあります。
しかし24時間程度で症状が収まるので、医療機関を受診しなくても安静にしておくだけで症状が改善するとされています。

アフターピルの処方理由

アフターピルは、避妊に失敗した性交後に、妊娠を回避するために処方してもらいます。
コンドームの破損や装着ミスなどの理由で避妊できなかった場合には、アフターピルを取り扱っている婦人科をすぐに受診します。
アフターピルは、ヤッペ法という中用量ピルを2回飲む方法と、日本初の緊急避妊薬であるノルレボ錠を1回飲む方法があります。
いずれも、性交後なるべく早く、72時間以内に服用します。受精卵の着床が終わっていれば効果がありません。
早く服用した方が効果が高いので、すぐに婦人科に問い合わせて受診してください。
ヤッペ法では、1回目の服用後12時間後に2回目を服用します。
ヤッペ法の場合、中用量ピルのため、吐き気を感じる人が多く、嘔吐する人も少なくありません。
服用後、短時間のうちに嘔吐してしまうと、薬の成分が吸収されていない可能性があるため、再度服用しなければいけません。
そのため、吐き気止めも一緒に処方されることがあります。
ノルレボ錠は、副作用が少なく、1度の服用で済むのがメリットです。
アフターピルは緊急避妊のために処方されるもので、万が一のときのために予備用に処方してもらうことはできません。処方されると、通常はその場で服用します。
アフターピルで緊急避妊できる確率は、時間内に正しく服用した場合でも、ヤッペ法で85%程度、ノルレボ錠で95%程度で100%とは言えません。
避妊の成功がわかるのは、服用後、生理があったときです。
生理予定日から1週間しても生理が来ない場合には医師に相談しましょう。
また、アフターピルで排卵が遅れて、その後の性行為で妊娠することもありますので、妊娠を望まないなら、避妊を確実に行ってください。

■アフターピル以外に、低用量ピルというのもあります
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